

ギルド試験の特徴
〜唯一ギルド試験だけ...が沢山あります〜

1)課題曲が自由:
ギルド試験の課題曲は、指導者と参加者が一緒に選んで決めます。
1曲から最大20曲まで、演奏することができます。
2)演奏時間の指定はありません:
参加者がギルド試験のために練習した曲は、アメリカの本部から派遣された優れた審査員が、心を込めて最初から最後まで丁寧に聴き、審査を行います。演奏時間に制限はないため、じっくりと自分の表現を大切にして演奏できます。

3)必修演奏の基礎演奏:
参加者全員は、必修として課題曲と同じ調性の音階とカデンツを演奏しなければなりません。ACMでは、この基礎演奏を「IMMT」と呼んでいます。参加者は、ご参加されるレベルと級に応じた異なる課題をこなす必要があります。もし、このIMMTの演奏ができない場合、課題曲の演奏前に失格となることがありますので、十分に注意が必要です。

4)参加費の相場は16,000~30,000円:
米国本部の規定により、ギルド試験の参加費は、エントリーするレベルや演奏する曲の数によって決まります。また、費用はその年の為替の変動やアメリカの物価、審査員の渡航費などの影響を受けることがあります。そのため、最新の費用については、日頃からACM米国公認指導者の先生方に共有しておりますので、ご不明な点がございましたら、公認指導者の先生へ直接お問い合わせいただけますと幸いです。
5)他にない、レポートカード:
ACM米国本部の上席は、ギルド試験のレポートカードについて次のように説明しています。「世界中のピアノの検定試験を探しても、ギルド試験ほど採点項目が明確なものは他にない。レポートカードは私たちの誇りです。」
ギルド試験のレポートカードには、ピアノ検定試験の中でも非常に細かい50項目の審査基準が記載されています。参加者の年齢や部門に関係なく、1曲1曲が丁寧に審査されます。
採点は加点形式で行われ、レポートカード(評価)とは別に、審査員からのコメントも一緒に渡されます。

6)修了書:
修了書に記載される参加者のお名前は、米国本部専属のカリグラファーが心を込めて手書きで書いています。合格証明書には、ACM米国公認指導者のサインと、実際に審査を行った審査員のサインが入ります。
修了書はコンピューターやプリンターを使って作成するのではなく、手作業で仕上げているため、簡単には再発行できません。大切に保管していただくようお願いします。

7)指導者のレポートカード:
ギルド試験中、審査員は参加者の演奏や課題曲の内容だけでなく、日頃の指導者の指導内容も同時に評価します。その結果、指導者のレポートカードが本部に提出されます。
生徒さんの審査の前に、「コンフィデンシャル・レポート」というものを審査員に提出していただくと、後日テキサス本部から指導者のレポートカードが郵送されます。